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MTF_Master_Candle_v1とは
上位足で形成されたマスターキャンドル(Master Candle)の高値・安値を自動で引き、
下位足チャートにボックス(高安レンジ)として重ねて表示するインジケーターです。
ブレイクアウト/フェイク/再テストを線とアラートで素早く捉えられるのが強み。
ある1本のローソク足(親足)の高値〜安値の範囲に、次の複数本(例:4本)の足がすべて内包される状態。
- 市場の収縮(コンソリデーション)を表し、上か下に放れる(ブレイク)と伸びやすいのが特徴。
インジケーターで出来ること
- 上位足(H1/H4/D1)のマスターキャンドルの高値・安値を下位足に自動描画
- ブレイク/クローズ/再テストでアラート(ポップアップ・音・メール/プッシュ)
- ボックス塗りつぶし/延長表示、内包本数や最小レンジ幅のフィルタ
- 終値確定ベースを選べばリペイントを抑制し、検証しやすい
パラメーターの設定&解説 (デフォルト設定)

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
Select Timeframe | Current timeframe | 時間足選択 | マスターキャンドル(MC)を検出する時間足。 「Current」は今表示中の足。H1/H4/D1など上位足を指定すると、下位足チャートに上位足MCの高安を重ねられます。 |
Number of Candles to Signal Engulf | 4 | 内包本数 | “親足(マスターキャンドル)”の高値〜安値の**範囲内に収まる足の本数**。この本数が満たされるとMCとして確定します。一般的には4本が標準。 |
Top Line Color | Green | 上限ライン色 | マスターキャンドルの**高値**に引かれる上側ラインの色。 |
Bottom Line Color | Maroon | 下限ライン色 | マスターキャンドルの**安値**に引かれる下側ラインの色。 |
Timeframe Color | Silver | タイムフレーム色 | ラベル等で表示される時間足名の色(視認性用)。 |
Line Width | 7 | 線の太さ | 上限・下限ラインの太さ。数値を上げると視認性が上がる(重いと感じたら下げる)。 |
Wait for Candle Close | true | 終値で確定 | **バーが確定してから**ブレイク等の判定を行う設定。リペイント抑制・検証向き。 |
Ignore Candle Wicks | true | ヒゲを無視 | MC判定の際に**ヒゲ(高値/安値の先端)を無視**し、実体(Open/Close)基準で内包を判定。フェイク抜けの影響を減らせます。 |
PopUp Alert | true | ポップアップ通知 | MCの**ブレイク/クローズ/再テスト**などのイベントでMTのポッ |
インジケーターの使い方
STEP
時間足の組み合わせを決める
- デイトレ:H1 → M15、H4 → M30/H1
- スイング:D1 → H1/H4
STEP
Inside Bars Count=4
STEP
箱の幅を確認:ATRと比べて狭い箱(スクイーズ)ほど放れやすい
STEP
アラート設定:Break(終値)とRetestをONにして見落とし防止
STEP
ニュース前後は回避:高インパクトはフェイク増
トレード戦略
戦略名 | 条件 | エントリー | 利確 | 損切 |
---|---|---|---|---|
ブレイク順張り | 終値でMC上限/下限を明確ブレイク | ブレイク方向に成行/逆指値 | MC幅=測幅目標 or ATR×1.5〜2 | 反対側の外+ATR0.5のバッファ |
再テスト型 | 一度ブレイク→上限/下限を再テストして反発 | 再反発足で成行 | 半分はMC中央(50%)で利確→残りは伸ばす | 再テスト安値/高値の外 |
フェイク反転(FAKE OUT) | ヒゲ先で抜け→終値が箱内へ戻る | 戻り確定で逆方向(箱反対側ねらい) | 中央→反対側手前で分割 | フェイク足の先端外に浅く |
レンジ回帰 | 何度も抜け失敗→箱内で推移 | 上端で売り/下端で買い(箱内限定) | 中央ライン or R:R=1.0〜1.5 | 終値で箱を抜けたら即撤退 |
トレードで効くチェックポイント
- 上位足の方向と合致するブレイクを優先(勝率↑)
- 箱の幅 ÷ ATR が小さいほど初動が伸びやすい傾向
- ロンドン〜NY序盤は放れやすい、東京は回帰寄り
- 水平線(前日高安、週足高安)×MC境界=“重合”だけを狙う
- 固定%リスク(1〜2%)×ATRベースSLで一貫性を保つ
よくある質問(FAQ)
- リペイントしますか?
-
内包本数が確定して初めて“マスターキャンドル”と認定されるため、確定後は基本的にリペイントしません。
- どの時間足が良い?
-
ダマシを減らすなら M15以上。スイングは H1/H4/D1 の組み合わせが扱いやすいです。
- TP/SLの置き方は?
-
① 測幅=MCの高さをそのまま目標に、② ATR1.5〜2、③ 次の水平線/ピボット。
SLは反対側の外+ATR0.5を基本に。
まとめ
MTF_Master_Candle_v1 は、上位足の収縮ボックスを下位足に重ね、
- ブレイクで伸ばす
- 再テストで安全に乗る
- フェイクで逆に取る
を明確なルールで実行できる“シナリオ可視化ツール”。
まずは H1→M15 / Inside=4 から始め、銘柄と時間帯に合わせて最小レンジやアラートを微調整してみてください。
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