


TrueTL buttonとは
チャート上のスイング高安から信頼度の高いトレンドライン(TL)を自動描画し、
オンチャートのボタンで 表示/再計算/切替 を素早く行える MT4/MT5向けインジケーターです。
「ラインを引く時間が省ける」「根拠が一定」「ブレイク検知を自動化」―実戦で効く3点が揃います。
インジケーターを使用すると何が便利?
- 精度:過去の確定スイングのみからTLを作るため、当てにいったラインが出やすい
- 可視化:タッチ回数・角度・長さなどの条件で“効くライン”だけを残せる
- 時短:ボタンで表示ON/OFF、最新値に再計算、上位足TLのオーバーレイまで一発
線を選ぶ仕組み
- ZigZag/フラクタル等で確定したスイングを抽出
- 2点以上を結んで候補TLを生成
- 長さ・角度・タッチ回数・時間間隔などのフィルターで弱い線を除去
- 生きているTLは右に延長。ブレイク(タッチ/終値抜け)時に矢印やアラート
機能一覧
機能 | 内容 | メリット |
---|---|---|
自動トレンドライン | 確定スイングから上昇/下降TLを自動生成 | 主観を減らし再現性UP |
フィルター | 最小長さ/角度/タッチ数/間隔で厳選 | ダマシ削減・見やすい |
ブレイク検出 | タッチ/終値抜けでサイン&アラート | チャンスを逃しにくい |
ボタン操作 | 表示ON/OFF・再計算・上位足切替 | 分析スピードUP |
MTF | 上位足TLを下位足に重ねて表示 | 重要ラインを共有 |
パラメーター設定&解説 (デフォルト設定)

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
Auto_Refresh | true | 自動再計算 | 新しいバー出現や価格更新でトレンドライン(TL)を自動更新。古い線を放置しないための基本設定。 |
Normal_TL_Period | 500 | 計算対象バー数 | 通常のTLを検出する際に遡って解析する本数。大きいほど遠いスイングも拾う。 |
Three_Touch | true | 3タッチ条件 | 最低3回の接触があるTLを優先/強調。信頼性を高めダマシを減らす狙い。 |
M1_Fast_Analysis | true | M1高速解析 | 1分足で軽量モードを使用。描画点数を抑え処理を高速化。 |
M5_Fast_Analysis | true | M5高速解析 | 5分足でも軽量モードを使用。PC負荷を抑えたいときに有効。 |
Mark_Highest_and_Lowest_TL | true | 最上/最下TLに印 | チャート上で最も高い/低い位置の有効TLを強調表示。外側の“効く線”を見つけやすい。 |
Expiration_Day_Alert | 5 | 期限アラート(日) | 作成から指定日数が経過したTLを「古い」と見なし通知/管理するためのしきい値(挙動は配布版の仕様に依存)。 |
Normal_TL_Color | Yellow | 通常TL色 | 一般的なトレンドラインの色。 |
Long_TL_Color | Goldenrod | 長期TL色 | 長さの基準を満たす“ロング”TLを区別するための色。 |
Three_Touch_TL_Width | 4 | 3タッチTLの線幅 | 接触3回以上のTLを太く表示し、重要度を可視化。 |
Three_Touch_TL_Color | DimGray | 3タッチTL色 | 3タッチ条件を満たすTLの色。 |
button_x | 20 | ボタンXオフセット | オンチャートボタンの横方向位置(基準角からのピクセル)。 |
button_y | 30 | ボタンYオフセット | オンチャートボタンの縦方向位置。 |
Expiration_Day_Alert
は「古いTLの扱いに関する通知/管理のしきい値」を指す場合が一般的です。
インジケーターの使い方
デイトレ:M15〜H1/スイング:H4/日足。短期ほどフィルター強めに
Min Touches=2〜3, Min Length=100pt, Angle≥10° を基準に、過剰表示なら数値↑。
- Show/Hide:混雑時に表示を一時OFF
- Refresh/Recalc:新スイングを反映
- TF:上位足TLに切替
- Alerts:外出時はONに
Break On Close=ON(終値抜け確定)を基本。タッチだけは“注意サイン”扱い。
品ぞろえ(銘柄×時間帯)ごとに勝ちやすいフィルターを作ると精度が跳ねます。
具体的な戦略
戦略名 | 条件 | エントリー | 利確 | 損切 |
---|---|---|---|---|
トレンドライン・ブレイク順張り | 下位足TLを**終値で抜け**+上位足の向き一致 | ブレイク足高安の外側に逆指値 | R:R=1.5〜2 または 次の水平線/前回高安 | TLの内側へ戻り確定 or 直近スイング外側 |
リテスト型(安全志向) | ブレイク後、TLを**再テスト**→反発 | 再反発の足で成行/逆指値 | 半分は固定(ATR×1.5)、残りはトレール | リテスト安値/高値の外 |
チャネル・レンジの反転 | 並行TL(チャネル)上端/下端+反転ローソク足 | 内側へ戻る確定でカウンター | 中央線/反対側TL手前 | 終値で反対側へ抜けたら即撤退 |
ウェッジ/三角持合いの初動 | 高安の**収束**→最初の確定ブレイク | ブレイク方向に逆指値(分割で) | 前回山谷/測幅(パターン高低差) | 内側確定でカット |
トレードで効くチェックリスト
- 上位足TLとの合流を待つ(効く可能性↑)
- EMA50/200の傾き、ATR拡大で地合いを確認
- 指標や要人発言の直前直後は回避
- 1回の取引リスクを口座の1〜2%以内に固定(再現性の核)
- スクショ&メモで勝ちパターンの“角度/長さ/タッチ数”を蓄積
よくある質問(FAQ)
- リペイントしますか?
-
TL自体は確定スイングから描画されるため、確定後は基本固定です。
- どの時間足が最も機能しますか?
-
M15以上が無難。超短期(M1〜M5)はノイズが強く、フィルターをかなり厳しめに。
- ほかのインジと併用するなら?
-
Donchian/BBのスクイーズ、出来高、RSIのダイバージェンスなどの“重合”で勝率が上がります。
まとめ
TrueTL buttonは、「精度の高いTLを自動で引き、ボタンで運用テンポを上げる」ための実戦ツール。
- 終値ブレイク+再テストで待って勝つ
- 上位足TLの合流で質を上げる
- 角度/長さ/タッチ数を銘柄ごとに最適化
この3点を徹底すれば、ライン戦略の再現性が一段上がります。