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ZigZag Pointer alert only at turning pointsとは
カスタムインジケーターで、ZigZagインジケーターの転換点(ターニングポイント)だけにサインを表示し、アラート通知を行うツールです。
通常のZigZagは価格の主要な高値・安値を線で結び、全体の波形を視覚化しますが、このインジケーターは「波の転換が確定した瞬間」だけに絞って通知してくれるのが大きな特徴です。
特徴
特徴 | 内容 | トレードメリット |
---|---|---|
転換点だけにサイン表示 | 高値更新・安値更新が確定したポイントに矢印などを表示 | 無駄なサインが減り、重要局面だけを狙える |
アラート通知対応 | ポップアップ・メール・プッシュ通知など | チャート監視時間を削減できる |
ノイズを排除 | ZigZag特有のヒゲや小反発は無視 | ダマシに惑わされにくい |
パラメーター調整可能 | Depth・Deviation・Backstepなど | 通貨ペアや時間足に最適化できる |
パラメーターの設定と解説 (デフォルト設定)

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
ExtDepth | 12 | 深さ | ZigZagが高値・安値を検出する際に、過去何本分のローソク足を参照するかを指定します。値を大きくすると大きなトレンド転換のみを捉え、小さくすると小さな波動も拾います。 |
ExtDeviation | 5 | 乖離(%またはポイント) | 転換を検出するための価格変動の最小幅を指定します。この値以上の変動がないと新しいポイントは描画されません。値を大きくするとノイズが減りますが、サイン頻度は減ります。 |
ExtBackstep | 3 | バックステップ | ZigZagの転換ポイントが近すぎないようにするための最小間隔(ローソク足本数)を指定します。値が大きいほど転換点の間隔が広がります。 |
使い方のポイント
- 値を小さくすると短期トレード向け(スキャル・デイトレ)
- 値を大きくすると長期トレード向け(スイング・ポジショントレード)
- ZigZagはリペイントするため、確定足で判断する運用が必須
トレード戦略
戦略1:転換サイン+トレンドフィルター
- 条件:ZigZag転換サインが発生+移動平均線(MA)の傾きと一致
- 例:MAが上向きの時、ZigZagの安値転換サインで買い
- メリット:トレンド方向と一致した押し目・戻りを狙える
戦略2:サポレジ転換ポイント狙い
- 条件:過去の高値安値ラインに近い場所で転換サイン発生
- エントリー:サイン確定後、直近のサポート・レジスタンスを背にエントリー
- メリット:リスクリワード比を改善できる
戦略3:フィボナッチとの組み合わせ
- ZigZag転換サインの位置にフィボナッチリトレースメントを重ね、38.2%〜61.8%の押し戻しと一致したらエントリー
- 強い反発やトレンド継続の根拠が増える
注意点
- ZigZagは確定足ベースで描画するため、確定前のサインは変化する可能性がある
- 短期足はダマシが多い → 上位足で方向性を確認してから下位足でタイミングを取る
- 高ボラティリティ時はサイン間隔が短くなるので、フィルタを強めに設定
まとめ
- 無駄なサインを減らし
- 転換点に集中できる
- 通知機能で監視負担を軽減できる
というメリットがあります。
特に押し目買い・戻り売りの精度を上げたいトレーダーや、チャートを常に見ていられない人に向いています。
移動平均線・サポレジライン・フィボナッチなどと組み合わせることで、エントリー精度をさらに高められます。
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