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ATRTrailStop_v3とは
ATRTrailStop_v3 は、ATR(Average True Range:平均的な価格変動幅)を利用して、価格のボラティリティに基づいた トレーリングストップライン を表示するカスタムインジケーターです。
一般的な移動平均線や一方向の固定ストップとは異なり、相場のボラティリティに応じてストップ位置が自動調整されるため、
トレンドを最大限に伸ばしながら、無駄な損切りを減らすことができます。
👉 簡単に言えば、「ATRを使った可変型のトレンドフォロー用ストップライン」 です。
- 分類:トレンド系 + ボラティリティ系
- 目的:ATRを利用して動的なストップを生成し、トレンドフォロー戦略を強化
- 表示形式:チャート上に価格を追随するドットやラインを表示
インジケーターの使い方
① 基本的な見方
- 価格の下にライン(ドット)が表示 → 上昇トレンド(買い目線)
- 価格の上にライン(ドット)が表示 → 下降トレンド(売り目線)
- ラインが反転して価格の反対側に移動 → トレンド転換のサイン
② エントリーの活用
- ラインが価格の下に切り替わったタイミングで買いエントリー
- ラインが価格の上に切り替わったタイミングで売りエントリー
③ トレーリングストップとしての活用
- エントリー後、ラインに沿ってストップロスを調整
- ATRベースなので、ボラティリティが大きいときは広く、静かなときは狭く設定される
インプット設定&解説

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
BackPeriod | 2000 | バック期間 | 過去2000本のローソク足を参照して計算。 |
ATRPeriod | 20 | ATR期間 | ATRを計算する期間。20は標準的。 |
Factor | 2.0 | 乗数(係数) | ATRに掛ける倍率。2.0ならATR×2。 |
MedianPrice | true | メディアン価格使用 | (高値+安値)/2 の価格を基準に計算。 |
MedianBase | true | メディアン基準 | ATRの算出をMedianベースで行う。 |
CloseBase | false | 終値基準 | falseのため終値は使用せずMedianを優先。 |
distance | 0.0 | オフセット距離 | ストップラインに追加の距離(pips)。0.0なら追加なし。 |
トレード戦略
戦略①:トレンドフォロー型
- 価格がラインの上にある → 上昇トレンド
- 押し目で買い、ストップはラインの下に置く
- トレンドが続く限り利益を伸ばす
👉 ATRに応じて自動的にストップが追随するため、トレンドを最大化できる。
戦略②:トレンド転換シグナル
- ラインが価格の反対側に切り替わったときにエントリー方向を変更
- 「逆張り」ではなく「転換後の順張り」として利用可能
戦略③:フィルター併用型
- 移動平均線やIchimoku → 大きなトレンド方向を確認
- RSIやMACD → エントリーのタイミングを補強
- ATRTrailStopでストップ管理を行い、システム化されたトレードが可能
メリットとデメリット
メリット
- ATRに基づくため「相場環境に適応したストップ」が可能
- トレンド相場で利益を最大化できる
- ダマシを減らし、損切り位置を合理的に決定できる
デメリット
- レンジ相場では頻繁にサインが切り替わり、損切りが多くなる
- パラメータ次第で遅行性が強まる(ATR期間が大きい場合)
- 単独利用よりもトレンド判定インジと組み合わせる方が有効
まとめ
- ATRTrailStop_v3は、ATRを使った動的トレーリングストップインジケーター
- 価格とラインの位置関係でトレンド方向を判定できる
- 順張りトレンドフォロー、転換シグナル、ストップ管理に活用可能
- 他のトレンド系・オシレーター系インジケーターと併用すると精度アップ
👉 特に「トレンドフォローをしながら、利益を最大限に伸ばしたいトレーダー」におすすめです。
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