MT5:INTRADAY CHANNEL BREAKOUT　チャネルのブレークアウトを視認的に確認出来るインジケーター

　Intraday Channel Breakoutとは

Intraday Channel Breakout（イントラデイ・チャネル・ブレイクアウト）とは、
1日の取引時間（Intraday）の中で、価格が形成するレンジ（チャネル）を上抜けまたは下抜けしたタイミングを狙ってエントリーする手法です。

主に

• 短期トレーダー（デイトレーダー）
• スキャルピング志向のトレーダー
• ブレイクアウト戦略を好むトレーダー
  に人気があり、株式・FX・先物など幅広い市場で使われています。

　Intraday Channel Breakoutの基本原理

1. 一定時間の高値・安値を基準にチャネル（レンジ）を形成
   • 例：午前9時〜午前11時の高値・安値を水平線で囲む
     
2. 価格がチャネルを上抜け＝買いシグナル
3. 価格がチャネルを下抜け＝売りシグナル
   
4. ブレイク後の勢い（モメンタム）を利用して短期決済

　インジケーターの主な特徴

　インプットの設定＆解説

解説

このインジケーターでは、指定した時間帯の高値・安値をもとに「チャネル」を形成します。
たとえば

• Start time: 00:00
• Ending time: 03:59

と設定すると、当日0時から3時59分までの高値と安値が記録され、その値幅（レンジ）を基準にしてブレイクアウト判定を行います。

この時間帯は、サーバー時間基準（ブローカー時間）で計測されます。
そのため、日本時間やロンドン時間に合わせたい場合は、サーバー時間と実際の時間帯の差を考慮して設定する必要があります。

　

　Intraday Channel Breakoutの戦略

1. 東京時間レンジブレイク戦略

• 設定時間：東京市場オープン（9:00）〜11:00の高値安値
• 狙い：ロンドン市場の勢いが出やすい時間帯に合わせて仕掛ける
• 注意点：夏枯れ相場やイベント前はダマシが多い

2. ロンドン時間ブレイク戦略

• 設定時間：ロンドン市場オープン（16:00〜17:00日本時間）直前の2時間
• 狙い：流動性の急増によるトレンド発生
• 注意点：指標発表と重なる場合はスリッページリスクが高まる

3. 指標発表後のブレイク戦略

• 設定時間：重要経済指標の発表前後
• 狙い：発表直後のレンジ形成からの方向決定
• 注意点：急変動によるスプレッド拡大に注意

ダマシ回避のコツ

• 出来高（Volume）やTick数を確認
  → ブレイク時に出来高が伴っているか
  
• 上位足トレンドと同方向に仕掛ける
  → H1やH4での方向性に沿ったトレード
  
• 初動後の戻りを待ってからエントリー
  → フェイクブレイクを減らす

　メリット・デメリット

メリット	デメリット
明確なエントリー基準	ダマシ発生の可能性
短時間で完結	ボラティリティが低い日は不利
初心者でも理解しやすい	指標時の変動に巻き込まれる危険

　まとめ

Intraday Channel Breakoutは、

• 明確な基準
• 短期完結型
• トレンド初動を狙える
  という魅力的な手法です。

ただし、市場のボラティリティや上位足の方向性を無視すると損切りが増えるため、

• 出来高確認
• 時間帯選定
• 損切りルール徹底
  が成功のカギになります。