MT5:SUPER PASSBAND FILTER 2.01 移動平均より滑らかなトレンド検出&トレンド追従型フィルター系インジケーター

　Super Passband Filterとは

「パスバンドフィルター」という特殊なアルゴリズムを使い、価格のノイズを除去して滑らかなトレンドラインを生成します。

一般的な移動平均線（SMAやEMA）よりも遅れが少なく、ダマシを減らして「本物のトレンド」を浮き彫りにするのが特徴です。

👉 簡単に言えば、「移動平均線を改良して、より精度の高いトレンド検出を行うインジケーター」 です。

• 分類：トレンド系 ＋ フィルター系
• 目的：ノイズを排除して相場の方向性を明確化
• 表示形式：チャート上にラインとして描画

一般的なMAと比べて「なめらか」「レスポンスが早い」ため、短期～中期トレンドの判断に適しています。

　インジケーターの使い方

① 基本的な見方

• ラインが上昇傾向 → 上昇トレンド
• ラインが下降傾向 → 下降トレンド
• ラインが水平に近い → レンジ（取引を控える場面）

② シグナルとしての使い方

• 価格がラインを上抜け → 買いエントリーの目安
• 価格がラインを下抜け → 売りエントリーの目安
• 移動平均のクロス戦略のように「価格とフィルターの位置関係」でトレンドを捉える。

　インプット設定＆解説

　トレード戦略

戦略①：順張りトレンドフォロー

1. フィルターが上向き
2. 価格がフィルターの上にある
   → 押し目で買いエントリー。

逆に、下降トレンドでは戻り売りを狙う。

戦略②：クロスオーバー戦略

• 価格がフィルターを上抜け → 買い
• 価格がフィルターを下抜け → 売り

👉 移動平均線のクロス戦略に近いが、Super Passband Filterはノイズを減らしているため、ダマシが少ない。

戦略③：他インジケーターとの併用

• RSI・ストキャス → オシレーターと組み合わせ、過熱感をチェック
• ボリンジャーバンド → トレンドの押し目／戻りを測定
• 出来高系インジ → ブレイクの強さを確認

　メリット・デメリット

メリット

• 移動平均よりも遅れが少ない
• ノイズを減らしてトレンドを視覚化できる
• 短期～中期の順張りトレーダーに向いている

デメリット

• 単独では逆張りポイントを見つけにくい
• レンジ相場ではダマシが発生しやすい
• 補助的なフィルターやオシレーターと併用が望ましい

　まとめ

• 移動平均よりもレスポンスが速く、ノイズを抑えてトレンドを見やすくする
• 戦略は順張りが基本。価格とフィルターの位置関係を利用して押し目買い・戻り売りを狙う
• オシレーターや出来高指標と組み合わせると精度アップ

👉 特に「移動平均の遅さやダマシに悩んでいるトレーダー」におすすめのインジケーターです。