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Volatility Quality – On Chartとは
Volatility Quality – On Chart(ボラティリティ・クオリティ オンチャート) は、相場の「ボラティリティの質(Quality)」を測定し、その結果をローソク足やチャート上に色付けして表示するカスタムインジケーターです。
通常のボラティリティ指標(ATRや標準偏差)は「変動幅の大きさ」を数値で表すだけですが、
Volatility Qualityは「変動がどれだけ方向性を持っているか(トレンド性が高いか/ノイズが多いか)」を評価できるのが特徴です。
👉 一言で言えば、“トレンド相場とノイズ相場を見分けるインジケーター” です。
- 分類:トレンド系 + ボラティリティ系
- 目的:相場が「本物の動き」か「ダマシのノイズ」かを識別する
- 表示形式:チャート上のローソク足やラインに色付けして方向性を示す
インジケーターの使い方
① 基本的な見方
- 緑色(または青系)で表示 → 上昇方向の健全なボラティリティ
- 赤色(またはオレンジ系)で表示 → 下降方向の健全なボラティリティ
- 灰色や薄色 → ノイズが多く、方向感が不明瞭
② サインの捉え方
- ローソク足やラインが連続して同じ色 → その方向のトレンドが続きやすい
- 色が頻繁に切り替わる → ノイズ相場(レンジ相場)、取引を控えるべき局面
インプット設定&解説

変数名 | 値 | 日本語訳 | 解説 |
---|---|---|---|
Price smoothing period | 5 | 価格の平滑化期間 | 移動平均の期間。小さいほど反応が速く、大きいほど滑らかになる。 |
Price smoothing method | Linear weighted MA | 平滑化方法 | 線形加重移動平均。直近価格を重視し、反応が速い。 |
Filter (in pips) | 2.0 | フィルター(pips) | この値未満の小さな動きは無視。ノイズ除去の役割を果たす。 |
Display style | Automatic display style | 表示スタイル | トレンド方向に応じてローソク足やラインを自動色分け表示。 |
トレード戦略
戦略①:トレンドフォロー
- Volatility Qualityが緑色になったら買い目線
- 直近の押し目でエントリー
- 赤色に切り替わるまで保有
👉 移動平均線やADXと併用すると、強いトレンドだけを狙える。
戦略②:レンジ回避フィルター
- 色の変化が激しいときは「ノイズ局面」と判断し、エントリーを控える。
- 他のシグナル系インジケーター(RSIやストキャス)の誤作動を減らすフィルターとして有効。
戦略③:ブレイクアウト戦略
- Volatility Qualityの色が一定方向に切り替わった直後
- サポート/レジスタンスを同時にブレイクしたら順張りで仕掛ける
👉 ダマシを減らし、本物のブレイクを狙える。
メリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
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まとめ
- 「トレンド相場」と「ノイズ相場」を判別できるインジケーター
- 緑=買い有利、赤=売り有利、色が頻繁に変わる=ノートレード
- トレンドフォロー・レンジ回避・ブレイクアウト戦略に活用可能
- フィルターとして使うと勝率向上に貢献
👉 特に「ダマシに悩まされているトレーダー」におすすめです。
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