目次
インジケーター概要
Hull Moving Average（HMA）をベースに「ゼロラグ化（遅延軽減）」を施し、トレンドの転換を素早く捉えることを目的としたテクニカル指標です。
さらに MTF表示（マルチタイムフレーム）、矢印サイン、アラート通知機能を備えており、エントリー判断のスピードと精度を高めます。
| 項目 | 説明 | トレードへのメリット |
|---|---|---|
| ZeroLag HMA | 通常のHMAより遅延を抑制 | トレンド初動を早期に捉えやすい |
| MTF表示 | 上位足のラインを下位足に表示 | トレンド方向の確認が容易 |
| 矢印サイン | 転換ポイントで表示 | エントリータイミングを視覚化 |
| アラート通知 | 条件一致で通知 | チャート監視時間を短縮 |
パラメーター設定＆解説 (デフォルト設定)
| 項目（英語） | 日本語訳 | 解説 |
|---|---|---|
| Time frame to use | 使用時間足 | インジケーターを適用する時間足。Currentは現在の時間足。 |
| Custom time frame | カスタム時間足 | 特定の時間足を指定する場合に設定（0は無効）。 |
| Hull period | Hull期間 | HMAの計算期間。値が小さいほど反応が速くなる。 |
| Price to use | 使用価格 | 計算に使う価格の種類（Heiken ashi weightedなど）。 |
| Hull divisor | Hull除数 | オリジナルHMAでの除数設定。1.5でやや反応を速く。 |
| Hull average type | Hull平均タイプ | 平均化手法（例：Linear weighted MA）。 |
| Filter to use | 使用フィルター | フィルター値。0でフィルターなし。 |
| Filter period | フィルター期間 | RSIなどの期間設定（0で無効）。 |
| Apply filter to | フィルター適用対象 | Hull値や他条件に対してフィルターを適用。 |
| Hull shift | Hullシフト | ライン表示位置のずらし量。 |
| Show Zerolag Hull lines | ZeroLag Hullライン表示 | trueでHMAラインを表示。 |
| Lines width | ライン太さ | 表示ラインの太さ（ピクセル）。 |
| Turn alerts on? | アラート有効化 | trueでアラートを使用可能。 |
| Alerts open bar? | アラート（確定前バー） | trueでローソク足確定前にも通知。 |
| Alerts popup message? | ポップアップアラート | 画面上にアラート表示。 |
| Alerts sound? | サウンドアラート | 音声で通知。 |
| Alerts email? | メールアラート | メールで通知。 |
| Alerts notification? | プッシュ通知 | スマホ等へプッシュ通知。 |
| Show Zerolag Hull arrows | 矢印表示 | trueで売買サインの矢印を表示。 |
| Arrow on first mtf bar | MTF初バー矢印 | 上位足バーの初期段階で矢印を出す。 |
| Up Arrow size / Down Arrow size | 上/下矢印サイズ | 矢印の大きさを設定。 |
| Up Arrow code / Down Arrow code | 上/下矢印コード | 表示記号のコード番号。 |
| Up Arrow gap / Dn Arrow gap | 上/下矢印間隔 | 価格から矢印までの距離。 |
| Up Arrow Color / Down Arrow Color | 上/下矢印色 | 上昇時はLimeGreen、下降時はOrange。 |
| Interpolate in multi time frame mode? | MTF補間 | MTF表示時に補間を行い滑らかに表示。 |
インジケーターの使い方
1 トレンド方向の確認
- MTF機能を活用して、上位足のZeroLag HMAが上向きなら買い目線、下向きなら売り目線。
- 短期足で逆方向サインが出ても、上位足方向に従う方が勝率が高い。
2 エントリーポイント
- HMAの色が変わった直後、または矢印サイン出現時にエントリー候補。
- アラートを有効にして、転換時に即反応できるようにする。
3 決済タイミング
- 反対方向の矢印が出たら部分決済または全決済を検討。
- ボラティリティが低い時間帯では早めの利確も有効。
トレード戦略例
戦略1：MTFトレンドフォロー
- 上位足（H1）のHMAの方向を確認
- 下位足（M15）で同方向の矢印が出たらエントリー
- 反対矢印または一定pips利確で終了
メリット：騙しを減らし、トレンドに乗りやすい
戦略2：ブレイクアウト＋ZeroLag HMA
- レンジ上限/下限をラインで設定
- ブレイク時にHMAが同方向に変化したらエントリー
- ATRや固定pipsで利確
メリット
初動に強く、ゼロラグ化で反応が早い
戦略3：複合インジケーター連携
- RSI（オシレーター）と組み合わせて、過熱感を判断
- ボリンジャーバンドでバンドウォークか反発かを確認
- HMAは方向性、他インジはフィルターとして利用
注意点とコツ
- ゼロラグ化でも完全に遅延ゼロではないため、ニュースの指標発表時の急変動には注意
- 短期足だけでの判断は騙しが多くなるため、MTFで方向確認が必須
- 色変化・矢印のみに頼らず、サポレジや出来高も併用することで精度向上
まとめ
! ZeroLag Hull variation (mtf + arrows + alerts) は、
「早いトレンド検知 × MTFでの方向確認 × 視覚＆音声アラート」
という3つの強みを持つ、高精度トレンド系インジケーターです。
特にスキャルピング〜デイトレードの短期売買で効果を発揮しますが、MTF設定を変えることでスイングトレードにも応用可能。
ゼロラグHMAを軸に、他の指標と組み合わせた複合戦略で運用するとさらに安定します。
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